ゴールデンレトリーバー

大型犬の中でも特に人気の犬種であるゴールデンレトリーバーは、大きな体と甘えん坊でやんちゃな性格、穏和で笑顔を絶やさない明るさが魅力的で世界中の誰からも愛されいます。飼い主に忠実で、「人と共に仕事をする」ことを喜びとする犬種なので、子供がいる家庭でもしつけやすいでしょう。体が大きい分体力があり活発なため、毎日の十分な散歩や運動が必要です。

性格

社交的　穏和　堅実　知的　従順　寂しがりや　食いしん坊

知能レベルが非常に高く、5〜7歳の人間並みの言語理解力があり、小さな子供からお年寄りまで誰とでも共生できると言われています。社交的で人や他の犬との触れ合いを求める傾向があります。孤独な時間が長いなどコミュニケーション不足にならないよう幼い頃から十分な社会性を身につけさせてあげましょう。また、ボール投げやロープの引っ張りっこなどの遊びや、服従訓練を取り入れてあげることで、旺盛な好奇心を満たしてあげることができるでしょう。

身体的特徴

レトリバーという名前は「Retrieve（回収する）」という言葉が由来となり名付けられ、その名の通りゴールデンレトリーバーは、水辺の狩猟で獲物を飼い主の元まで運ぶ役割を担う犬種で泳ぎを得意とします。そのため、手足は太くがっしりとしています。またボリューム感のある大きな尻毛も特徴的です。

体高　メス：54.5-57cm　オス：58.5-61cm

体重　メス：25-29.5kg　オス：29.5-34kg

毛色　ゴールドまたはクリームの単色（アメリカ系は、濃い金色・こげ茶に近い場合があり、イギリス系は、色が薄く白に近い場合がある）　オーバーコートとアンダーコートの2重構造。アンダーコートは羽毛のように柔らかく短い。オーバーコートは弾力性があり長い。

歴史

ゴールデンレトリーバーのルーツを特定することは難しいとされているのですが、犬種としてはまだそれほど古い歴史はないと言われています。19世紀半ばにスコットランドのトィードマウス卿が小型のニューファンドランド犬とツウィードウォータースパニエルを交配させたのが起源だと言われています。 その後、20年以上のの月日をかけ、ウェイビーコーテッドレトリバー、アイリッシュセッター、ブラッドハウンドなどの犬種と交雑した結果、新たな犬種としてたん誕生したのがゴールデンレトリーバーです。もともとはイエローレトリーバーなどとも呼ばれていましたが、1920年頃にはゴールデンレトリーバーに統一されることになりました。